米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(Hewlett Packard Enterprise)の日本法人である日本ヒューレット・パッカードは2018年11月2日、大規模ストレージシステムのデータをクラウド上でバックアップする用途に適した製品群を発売したと発表した。バックアップ機器「StoreOnce」を新しいハードウエアとソフトウエアに刷新したほか、同機器向けのバックアップ管理ソフトを使えるストレージ製品を増やした。バックアップシステムを従量課金型で提供するメニューも追加した。

バックアップ機器「StoreOnce」を刷新した
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 StoreOnceはデータの重複を排除し、容量を20分の1程度に抑えてバックアップできる専用機器。バックアップしたデータを「Amazon Web Services(AWS)」や「Azure」などのパブリッククラウドやプライベートクラウドに複製する機能を備え、データを遠隔地に保管しておける。長期保管するデータだけをクラウドに転送する設定も可能。11月2日に発売した新版ではハードウエアをサーバーの最新機種である「ProLiant Gen10」ベースに変更して性能を高めたほか、ソフトウエアも刷新した。管理画面で一覧表示できる専用機器の数を20台に増やし、管理作業の負担も減らした。

 StoreOnceへのバックアップを管理するソフト「Recovery Manager Central(RMC)」の新版は対応ストレージを増やした。これまではオールフラッシュストレージの「3PAR」シリーズに対応していたが、「Nimble」シリーズも利用できるようにした。2018年12月から3PARおよびNimbleに無償で添付する。一定のバージョン以降のNimbleであれば既存の利用者もRMCを利用可能という。

 日本ヒューレット・パッカードの本田正和ハイブリッドIT統括本部長は「データを保護しながら必要な時にすぐに使える状況にしたいというニーズがある。しかし現実はそれほど簡単ではない」と話し、ストレージの複雑なバックアップを簡単にする仕組みでストレージ製品の付加価値を高めていく意欲を示した。