ネットワーク機器利用実態調査の2018年版(調査期間は2018年5~6月)。1010人の回答を基に、ネットワーク製品の利用実態や選定理由、不満をあぶり出した。本調査では、回答者が使っているネットワーク機器のベンダーを一つだけ答えてもらい、その利用率を算出。利用度ランキングを作成した。ネットワーク機器の選定理由や、使ってみて感じた不満についても尋ねた。早速、独自調査の結果を見てみよう。

 ネットワーク機器利用実態調査では、「スイッチ部門」「無線LAN部門」「UTM/ルーター部門」の3部門について利用度ランキングを作成した。本調査では、回答者が使っているネットワーク機器のベンダーを一つだけ答えてもらい、その利用率を算出。利用度ランキングを作成した(「わからない」「使っていない」という回答は有効回答から除いた)。2017年も同じ調査を実施し、その結果を前回の結果として示している。

 無線LAN部門では、無線LANアクセスポイント(AP)と無線LANコントローラーの2分野に分けて調査した。それぞれの利用度ランキングや選んだ理由、不満などを見ていこう。

 まず、無線LANを使っているという回答数が498件、使っていないという回答数が188件だった。7割以上の企業が無線LANを導入しているとわかった。

 無線LAN APでは、1位にバッファロー、2位にシスコシステムズが入った。割合はそれぞれ29.9%、28.1%で、その差は2ポイントもなかった。

無線LANアクセスポイント(AP)の利用度ランキング
[画像のクリックで拡大表示]

 両社の割合を合計するとほぼ6割になる。前回の調査でも順位は今回と同じで、割合も29.9%と27.7%で今回とほとんど変わらなかった。

 3位にはHPEが入った。同社は2015年、無線LAN機器ベンダーのアルバネットワークスを買収しているので、調査ではアルバネットワークスも同社の票として数えた。前回の調査と比べると、順位が5位から3位に、割合が5.3%から8.8%に伸びている。

 続いて無線LANコントローラーの順位を見ると、1位はシスコシステムズだった。割合は49.1%で、無線LANコントローラーを使う企業の半数近くが同社の製品を使っているとわかった。前回の調査でも1位だったが、割合は58.9%だったので10ポイント近く低くなった。

無線LANコントローラーの利用度ランキング
[画像のクリックで拡大表示]

 一方、大きくポイントを伸ばしたのは、2位のバッファローだ。今回の調査で割合は21.6%だが、前回は3%未満だった。同社は、無線LANコントローラーの機能を提供する単体のハードウエアを販売していない。無線LAN AP同士が協調して無線LANコントローラー機能を実現するAP製品と、パソコンを無線LANコントローラーとして使えるようにするソフトウエア製品を販売している。ソフトウエアは1万円台で購入できる。導入の手軽さが受けてポイントを大きく伸ばしたようだ。

 無線LAN APで3位だったHPEは無線LANコントローラーでも3位に入った。前回の調査では2位だった。一方、前回の調査で3位だったラッカス・ワイヤレス(現アリス)や4位だったフォーティネットは、今回の調査で割合が3%を超えずランキング外となった。

この先は日経 xTECH Active会員の登録が必要です

日経xTECH Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。