パソコンのストレージにはSSDとHDDがあるが、前者の方が圧倒的に高速で快適だ。そこで今回は、ストレージをHDDからSSDに、あるいはSSDからより高性能のSSDにパワーアップする際のポイントを解説する。

 パワーアップと関係が深いSSDの基本要素として、まずはフォームファクター(サイズ)を抑えておく必要がある。ノートパソコンで使われているSSDのフォームファクターは、大きく「2.5インチ」と「M.2」の2種類に分かれている。

サイズは2.5インチとM.2の2種類

 2.5インチは、HDDとSSDに共通して使われているフォームファクターである。厚みが9.5mmと7mmの2種類がある。最近のSSDはほぼ全て7mmで、HDDも7mmが多い。9.5mm厚のHDDを7mm厚のSSDに入れ替えるケースも当然出てくる。こうしたケースでは「スペーサー」と呼ぶ厚みを調整する器具を使うとよい。

 M.2は、SSD専用でカード型の小さな形状だ。薄型軽量のモバイル向けのノートパソコンでは、このタイプが主流である。一般にSSD用では幅22mm、長さ80mmの「2280」が使われているが、まれに長さが42mmと短い「2242」などを使っているパソコンもある。

 なお薄型軽量パソコン中心に、M.2より前に普及した「mSATA」というインタフェースとフォームファクターを含む規格を採用していた製品もある。現在では完全にM.2に置き換わっているが、選択肢は少ないながらもまだ新製品が手に入る。

左から2.5インチのHDD、2.5インチのSSD、M.2のSSD
(撮影:鈴木 雅暢、以下同じ)
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主なSSDのフォームファクター
種類概要
2.5インチノートパソコン向けの一般的なHDDと共通サイズ。厚さは7mmが標準だが、HDDや古いSSDでは9.5mmもある。最近でも9.5mmの厚さまで対応しているパソコンは少なくない
M.2薄型軽量パソコン向けのカード型タイプ。開発段階でNGFFと呼ばれていた。サイズは幅22×長さ80mmの「2280」が一般的。まれに長さ42mmの「2242」のSSDを使っているパソコンもある。無線LAN向けなどストレージ用以外向けのM.2もあるが、SSD用とサイズは異なり互換性はない
mSATA4~6年ほど前の薄型軽量パソコンの一部でSSDを搭載するために使われていたSerial ATAインタフェースを利用するカード型規格。主流を外れているため種類は少ないがまだ新製品もある

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