「次の定例会議で方針だけでも伝える」。サイオステクノロジーの武井宜行氏(技術部 アクティングマネージャー)は出勤途中、スマートフォンで課題管理表を見て、ステータスが「未完了」の項目にこう書き込んだ。「課題管理表のチェックは移動中に済ませ、終業後まで仕事をしないで済むようにしている」(武井氏)。

 武井氏こだわりの道具は、米Googleの「Google Apps」のスプレッドシート(表計算)で作成した課題管理表だ。武井氏は「ExcelとRedmineのいいとこ取りで使える」と胸を張る。画面が大きいスマートフォンを使えば、課題を一覧で見てコメントを記入するのも容易。この特徴が、武井氏のワークスタイルを可能にした。

 さまざまなツールで課題管理表を作ってみた。古くはExcelで作成した課題管理表をファイルサーバーで共有したが、複数メンバーでリアルタイムに閲覧・更新するのが苦手なこと、社外から見られないこと、ファイルを開かないとステータス変更の有無が分からないことなどに手を焼いたという。

 これらの欠点を解消するため、チケット管理ツールの「Redmine」に移行したこともある。複数メンバーでの閲覧・更新といった問題は解決されたが、「メンバーへの利用方法の教育に手間と時間が掛かった。また、課題の詳細を見るにはチケットを開く必要があり、すべての情報が1枚のシートに収まっていたExcelに比べると一覧性が下がったと感じた」(武井氏)。

 武井氏は再考した。「大規模なアプリケーション開発では、チケット管理ツールの機能が必要なのは分かる。ただ、私が主に担当するのは認証システムなどITインフラの開発だ。プロジェクトは1~2カ月で終わるので、課題は複雑ではないし数も多くない。機能としてはExcelレベルで十分だ」。

武井宜行氏はGoogleスプレッドシートの表をiPhoneでチェック
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