セキュリティ製品の導入プロジェクトを率いることが多いヒューレット・パッカード エンタープライズの林 恵子氏(セキュリティサービス本部 セキュリティコンサルティング部 コンサルタント)は、小学生の育児と仕事を両立する女性プロジェクトマネジャーだ。「子供を迎えに行くため、夜7時には自宅に着く」という働き方をしている。林氏は「客先の空き時間や移動中に会議を済ませる」というワークスタイルで、これを実現している。

 ポイントは大きく二つある。

 一つめは、小さなPCバッグに「どこでも会議室」を実現する道具を詰め込んでいることだ。中身はノートPC、ACアダプター、マウス、モバイルルーター、Bluetooth対応ヘッドホン、ディスプレイケーブル、A5サイズのノート、ボールペンだ。林氏は「Office 365のメールや情報共有、Skype for Businessの電話会議など、オフィス外で仕事をするためのクラウド環境を会社が用意してくれている。そうしたクラウド環境を使いこなすための道具を、PCバッグにすべて収めて持ち歩いている」と話す。

林 恵子氏はどこでも会議室になる道具一式をPCバッグに入れて持ち歩く
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 最近は、客先で自社の社内業務や電話会議をすることが多々ある。客先に長く滞在する場合はACアダプターが必要になるし、客先のネット環境が使えない場合に備えてモバイルルーターも不可欠だ。電話会議にはヘッドホンが要る。プレゼンテーションや打ち合わせで使うディスプレイケーブル、ノート、ボールペンも合わせ、これらが、林氏の仕事に必要な最小限の道具一式となる。

 セキュリティに厳しい顧客のオフィスでは通常、PCバッグ一つを残して、荷物をオフィス入り口のロッカーに入れておく。ロッカーに荷物を取りに行くのには時間が掛かるし、顧客にも迷惑を掛けてしまう。必要なグッズを一つのPCバッグにまとめ、「これさえ持ち歩けばいい」という状態にした。PCバッグはさまざまな種類を試し、小型ながらも収容力の高い現行のバッグに落ち着いた。表に二つ、裏に一つのポケットを備える。

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