伊仏合弁STMicroelectronics社は、コインサイズのIoTノード開発キット「BlueNRG-Tile」を発表した(ニュースリリース)。センサーフュージョンや音声キャプチャリングといった機能を備え、Bluetooth Low Energy(BLE) 5.0/Bluetooth Meshでの通信が可能である。

「BlueNRG-Tile」。STMicroのイメージ
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 このキットは、同社のBLE 5.0/Bluetooth Mesh対応の省電力SoC「BlueNRG-2」(関連記事)を中核にしている。同SoCには、CPUコアの「Arm Cortex-M0」や最大256Kバイトのフラッシュメモリー、2.4GHz帯RF回路などを集積する。このSoCの消費電流はデータを保持したスリープ状態で900nA、スタンバイ状態で25μAと低い。また、32Kノードまでのメッシュ接続が可能である。

 コインサイズ(直径2.5cm)のボードには、このSoCに加えて、6自由度の慣性センサー「LSM6DSO」や磁気センサー「LIS2MDL」、ToF(Time of Flight)センサー「VL53L1X」、MEMSデジタルマイク「(MP34DT05TR-A」、ピエゾ式圧力センサー「LPS22HH」、温度/湿度センサー「HTS221」、RFバラン/マッチングネットワーク「BALF-NRG-02D3」、さらにCR2032電池ホルダー(裏面に実装)を搭載している。

「BlueNRG-Tile Development Kit」(STEVAL-BCN002V1B)。上がセンサーボード。下がプログラミングボード。STMicroのイメージ
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 アプリケーション開発向けに、「BlueNRG-Tile Development Kit」(製品番号:STEVAL-BCN002V1B)やSDKが用意される。BlueNRG-Tile Development Kitは2つのボード、「センサーボード」と「プログラミングボード」からなる。センサーボードには、BlueNRG-Tileやデバッガー「ST-LINK V3」が載る。プログラミングボードには電源などが載る。また、SDKにはメッシュ・ネットワーク・ライブラリーや、MEMSセンサーアルゴリズム、Voice over BLEのコードなどが含まれる。さらに、同社が提供するAndroid/iOS向けのアプリケーションソフトウエア「ST BLE Sensors」や「ST BLE Mesh」の利用が可能である。

 現在、「BlueNRG-Tile Development Kit」(STEVAL-BCN002V1B)を出荷中である。価格は1個あたり50米ドル(CR2032は含まず)。