最大55GHzに対応したデジタル・ステップ・アッテネーターIC
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 米pSemi社は、9k〜55GHzと広い周波数範囲に対応したデジタル・ステップ・アッテネーター(DSA:Digital Step Attenuator)IC「PE43508」を発売した(ニュースリリース)。ミリ波を利用した無線通信仕様「5G mmWave」に向ける。同社によると、「SOI(Silicon On Insulator)技術で製造したDSAで、最大55GHzに対応するのは業界初」という。5G通信に対応したテスト機器や計測器、ポイント・ツー・ポイントの無線通信システム、VSAT(Very Small Aperture Terminal)などに向ける。

 同社独自のSOI技術である「UltraCMOS」で製造した。FETのリニアリティー(直線性)を高める同社独自技術「HaRP」を採用している。RF入出力端子の特性インピーダンスは50Ω。減衰量の設定分解能は6ビット(64ステート)。減衰量の設定範囲は0〜31.5dBで、設定ステップは0.5dBもしくは1dB。挿入損失は、26.5G〜45.0GHzにおいて4.7dB(標準値)、45.0G〜50.0GHzにおいて5.3dB(標準値)、50.0G〜55.0GHzにおいて5.9dB(標準値)。出力の反射損失は、13.0G〜26.5GHzにおいて16dB(標準値)、26.5G〜45.0GHzにおいて14dB(標準値)、45.0G〜55.0GHzにおいて13dB(標準値)。スイッチング時間は330ns(標準値)。入力の第3次インターセプトポイント(IP3)は50dBm(標準値)である。減衰量の切り替え時には、グリッチは一切発生しないという。

 電源電圧は+2.3〜5.5V。動作温度範囲は−40〜+105℃。ダイにはんだボールを取り付けたフリップチップの状態で提供する。すでにサンプル出荷と量産出荷を始めている。1000個購入時の米国での参考単価は50米ドル。評価キットも用意している。