入力電圧範囲が+3.8〜50Vと広い車載用LEDドライバーIC
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 米Allegro MicroSystems社は、入力電圧範囲が+3.8〜50Vと広い車載用LEDドライバーIC「ALT80802」を発売した(ニュースリリース)。主に、3〜4個の白色LEDを直列に接続したストリングを駆動する用途に向ける。ただし、入力電圧範囲が広いため、12Vの車載バッテリーで1〜2個の白色LEDを駆動したり、昇圧型DC-DCコンバーター回路を介して最大12個の白色LEDを直列に接続したストリングを駆動したりできる。車載用半導体ICの品質規格である「AEC-Q100」に準拠する。具体的な用途としては、自動車に搭載するフォグランプや車両後退時のバックアップランプ、昼間走行灯(DRL:Daylight Running Lamp)、サイド・ミラー・ランプなどに向ける

 昇降圧モードと降圧モードを備えるDC-DCコンバーターを利用したLEDドライバーである。スイッチング素子は集積した。オン抵抗は150mΩ(標準値)である。最大出力電流は、降圧モード時に最大2A、昇降圧モード時に最大750mAである。スイッチング周波数は最大で2.5MHzに設定できる。このためAMラジオ放送波帯を避けることが可能だ。PWM制御信号の最小オン時間は80ns(標準値)で、最小オフ時間は100ns(標準値)。放射電磁雑音(EMI)を低減するため、PWM信号に対する周波数ディザリング機能を用意した。

 端子間の短絡(ショート)保護機能や、端子とグラウンド間のショート保護機能、LED素子のオープン(開放)/ショート保護機能などを備える。パッケージは10端子DFN。動作接合部温度範囲は−40〜+150℃。価格は明らかにしていない。