SPIを搭載した車載機器向けハイサイドスイッチ制御IC
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 独Infineon Technologies社は、SPIを搭載したマルチチャネルのハイサイドスイッチ制御IC「SPOC+2ファミリー」を発売した(ニュースリリース)。SPOCとは、「SPI High-side Power Controllers」の頭文字を取った同社独自の造語である。SPIを介することで、ICの設定や動作診断が可能だ。特徴は、同社従来品に比べて、パッケージの実装面積を約半分に削減したと同時に、扱える電流量を約2倍に増やした点にある。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード1」に準拠する。車載機器に向ける。具体的には、車内(インテリア)照明や、車外(エクステリア)照明、ドアロック、シートヒーターなどを想定する。

 4チャネル品と6チャネル品を用意した。4チャネル品は「BTS72220-4ESA/E」と「BTS71220-4ESA/E」、「BTS71040-4ESA/E」の3製品である。この3製品の違いは、内蔵したハイサイドスイッチのオン抵抗にある。従って、扱える電流量が違う。BTS72220-4ESA/Eは、5.5mΩのハイサイドスイッチを2個、13.5mΩのハイサイドスイッチを2個搭載した。前者は最大7 Aを、後者は最大4Aの電流を扱える。BTS71220-4ESA/Eは、9.5mΩのハイサイドスイッチを2個、22.5mΩのハイサイドスイッチを2個搭載した。前者は最大5Aを、後者は最大3Aの電流を扱える。BTS71040-4ESA/Eは。オン抵抗が22.5mΩのハイサイドスイッチを4個搭載した。最大3Aの電流を使える。

 6チャネル品は、「BTS71033-4ESA」である。22.5mΩのハイサイドスイッチを3個、70mΩのハイサイドスイッチを3個搭載した。前者は最大3Aを、後者は最大1.5Aの電流を扱える。

 いずれの製品も、電源電圧範囲は+3.3〜5.0V。BTS72220-4ESA/EとBTS71220-4ESE、BTS71040-4ESEは外部スイッチの駆動機能を備える。このほか、すべての製品にスルーレート調整機能を搭載した。パッケージは、PG-TSDSO-24。動作接合部温度範囲は−40〜+150℃。量産は2018年10月に開始する。価格は明らかにしていない。