トレックス・セミコンダクターは、入力電力源に+12Vや+24Vの電源ラインを想定した降圧型DC-DCコンバーターIC「XC9268シリーズ」を発売した(ニュースリリース)。最大入力電圧は+36Vで、最大出力電流は600mAである。電力メーターやガス検知器、各種センサー搭載機器、産業用電子機器、白物家電などに向ける。

12V/24V入力で、600mA出力降圧型DC-DCコンバーターIC。トレックス・セミコンダクターの写真
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 フィードバック制御ループの制御方式は電流モードである。同期整流方式を採用する。すなわちハイサイドスイッチとローサイドスイッチを集積した。オン抵抗は、ハイサイドスイッチが1.20Ω(標準値)、ローサイドスイッチが0.60Ω(標準値)である。出力電圧は+1.0〜25Vの範囲で、外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる、基準電圧源の出力電圧は+0.75Vで、その誤差は±1.5%。スイッチング周波数は1.2MHz、もしくは2.2MHzに設定できる。スーツイング素子の制御方式は通常動作時がPWMモードで、軽負荷時はPFMモードに自動的に切り替わる。変換効率は、通常動作時に85%超。マイコンのスタンバイ状態などの軽負荷時は83%(+12V入力、+5V/1mA出力、1.2MHz動作のとき)が得られるという。LDOレギュレーターやリニアレギュレーターを使用する場合と比較すると、実装面積を約1/4に削減できると同時に、発熱量を削減できるため最高温度を1/4に下げることが可能という。

 スイッチング素子のデューティー比は最大100%で動作する。このためバックアップ用の電源ラインと入力OR回路を構成できる。フの字型の過電流制限機能やサーマルシャットダウン機能などを備える。パワーグッド信号出力機能と外部ソフトスタート機能を搭載しているため、電源シーケンス制御が容易という。パッケージは、5端子SOT-89とUSP-6Cを用意した、動作温度範囲は−40〜+105℃。すでに量産を始めている。参考単価は500円(税別)である。