東芝デバイス&ストレージは、電源電圧範囲が+4.5〜44Vと広いDC(直流)ブラシ付きモーター駆動IC「TB67H450FNG」を発売した(ニュースリリース)。パッケージは、実装面積が4.9mm×6.0mmの8端子HSOPである。同社によると、「汎用性のある端子配置を採用することで、評価や開発を容易性にした」という。オフィス機器や金融機関用機器、白物家電、ロボット掃除機、電子錠、家庭用小型ロボット、+5VのUSB電源で駆動する電子機器などに向ける。

電源電圧範囲が広いDCブラス付きモーター駆動IC。東芝デバイス&ストレージの写真
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 同社独自のBiCD(バイポーラー、CMOS、DMOS)プロセスで製造した。モーター駆動に向けたHブリッジ回路のほか、制御回路やプリドライバー回路、VCC用レギュレーター回路、チャージポンプ回路などを1チップに集積した。PWMチョッパー方式を採用する。動作モードは、正転と逆転、ブレーキ、ストップ(オフ)の4つを用意した。最大出力電流は3.5A。オン抵抗(ハイサイドMOSFETとローサイドMOSFETの和:上下和)は0.6Ω(標準値)と低い。保護機能として、過電流検出と過熱検出、低電圧検出を備える。消費電流は、スタンバイ時に1μA(最大値)と少ない。動作温度範囲は−40〜+85℃。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。