独Infineon Technologies(インフィニオン)社は、防水規格「IPX8」に準拠したデジタル気圧センサーモジュール「DPS368」を発売した(ニュースリリース)。同社のMEMSセンサー製品ファミリー「XENSIV」に含まれるものだ。パッケージを工夫することで、水深50mで1時間耐えられる防水性を確保した。さらに、ホコリや湿度に対する耐性も備える。外形寸法が2.0mm×2.5mm×1.1mmと小さい8端子LGAパッケージに封止した。同社によると、「防水性を確保した競合他社品と比較すると、実装面積を最大で80%削減できる」という。高度測定や、風圧測定、活動量測定などに使える。具体的な応用先は、アクティブトラッキング機能やナビゲーション機能を備えたモバイル機器やウエアラブル機器のほか、白物家電やドローン、医療機器などを挙げている。

防水規格「IPX8」に準拠したデジタル気圧センサー。Infineonの写真
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 MEMS技術で製造した静電容量方式の圧力センサーや温度センサー、A-D変換器、デジタル信号処理回路、FIFOメモリー、デジタルインターフェース回路などを集積した。圧力の測定範囲は300h〜1200hPa。温度の測定範囲は−40〜+85℃である。圧力測定のサンプリング周波数は1〜128Hzに対応する。圧力測定の誤差は、高精度モード時に±0.2PaRMS(標準値)、標準モード時に±0.35PaRMS(標準値)、低消費電力モード時に±1.0PaRMS(標準値)。測定時間は、高精度モード時に105ms(標準値)、標準モード時に27.6ms(標準値)、低消費電力モード時に5.2ms(標準値)である。

 外部インターフェースはI2CバスとSPI。電源電圧は+1.7〜3.6V。圧力測定時(サンプリング周波数が1MHzのとき)の平均消費電流は1.7μA(標準値)、スタンバイ時は0.5μA(標準値)である。すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。