米Diodes(ダイオーズ)社は、高い力率が得られるLEDドライバー制御IC「AL1665」を発売した(ニュースリリース)。入力電圧は交流(AC)85〜305Vに対応する。ダイオードブリッジ回路で整流した電圧を入力とする。パワーMOSFETを外付けして使う。特徴は、0.9を超える高い力率が得られることだ。全高調波歪み(THD)は20%未満に抑えられる。最大100W出力のLED照明器具に向ける。

高い力率が得られるLEDドライバー制御IC。ダイオーズのイメージ
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 LEDドライバー回路のトポロジーは、フライバック型と昇降圧(バック-ブースト)型の両方に対応する。ドライバー回路の1次側情報をフィードバックして出力電流を安定化するPSR(Primary Side Regulation)方式に対応する。同社によると、「2次側制御方式で必要になるフォトカプラーを使わずに済むため、基盤の実装面積と部品コストを削減できる」という。出力電流の誤差は最大2%。LED駆動電流のラインレギュレーション(入力電圧変動)特性とロードレギュレーション(負荷変動)特性はどちらも±2%(標準値)である。スイッチング周波数は150kHz(標準値)である。

 アナログ調光方式とPWM調光方式の両方に対応する。アナログ調光方式の調光範囲は5〜100%。PWM調光方式のPWM周波数は1kHzで、調光範囲は0.5〜100%である。低電圧ロックアウト(UVLO)機能や出力の過電圧保護機能、出力の短絡保護機能、過電流保護機能、2次側ダイオードの短絡保護機能、過熱保護機能などを用意した。パッケージは8端子SOP。動作温度範囲は−40〜+105℃。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。