イーソルと山本電機工業(本社大阪市)、日米電子(本社福岡市)の3社は、IoT(Internet of Things)を活用してタンクの内容物の残量を管理するシステムを開発した(ニュースリリース)。残量情報を自動で収集・共有することにより、巡回・検量・集計作業の手間を軽減できる。既にユーザー企業で稼働を開始しており、今後はイーソルがセンサー機器や通信ネットワーク、クラウドを一括して提供する。

 3社が開発した「IoTを活用したタンク残量管理ソリューション」 では、センサーや通信制御ボックスをタンクに取り付けて内容物の残量を捉えるとともにクラウドに送信し、インターネットを介して共有できるようにする(図1、2)。フロート式や静電容量式、超音波式、レーダー式のセンサーを用意しており、使用環境に合った方式を提案する。内容物の量が閾値を超えるとLEDとブザーで知らせてオーバーフローを防ぐ機能も持つ。

図1:IoTを活用したタンク残量管理ソリューションの概要
(出所:イーソル)
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図2:タンクへの機器設置例
(出所:イーソル)
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 IoTの活用により省力化できる上、高所など危険な箇所への巡回が不要になり、作業者の安全性も高まる。データ集計による残量の見える化で、内容物の発注ミスを防止でき、発注業務の効率が向上する(図3)。タンクへの充填日時を反映すれば、より綿密なデータ管理が可能という。

図3:残量管理の画面例
(出所:イーソル)
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 設置する機器とクラウドをパッケージ化したことで、導入コストの抑制と稼働開始までの時間短縮を図った。既存のタンクにセンサーを設置するだけなので大掛かりな設備の入れ替えが要らず、導入時期を選ばないのも利点としている。

 開発に当たり、山本電機工業はセンシング機器を、日米電子は通信モジュールを担当した。イーソルは同ソリューションを「スマートファクトリーJapan 2019」(2019年6月5~7日、東京ビッグサイト)に出展する。