米Diodes社は、+3〜28Vと広い電源電圧範囲で動作する両極性のホール効果スイッチIC「AH35xx」を発売した(ニュースリリース)。電源電圧範囲が広いため、+3.3Vや+5V、+12V、+24Vといった電源レールに対応できる。+24Vといった高い電源レールを使う産業機器のほか、オフィス機器や白物家電などにおいて、位置検出や近接検出、ドアの開閉検出、水位検出、流体検出などに使える。

+3〜28Vと広い電源電圧範囲で動作する両極性のホール効果スイッチIC
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 出力信号形式や、動作点(Bop)/復帰点(Brp)の違いなどで3製品を用意した。「AH3572」は、出力信号形式にオープンドレインを採用する。動作点は±20ガウスで、復帰点は±10ガウスである。「AH3574」もオープンドレインだが、動作点は±40ガウスで、復帰点は±25ガウス。「AH3582」の出力信号形式は内蔵抵抗を使ったプッシュプルで、動作点は±40ガウスで、復帰点は±25ガウスである。

 3製品いずれも、チョッパー安定化回路を搭載しており、動作点/復帰点の温度ドリフトを最小限に抑えたという。起動時間は10μsと短く、応答時間は3.75μsである。逆阻止用のダイオードを内蔵した。電流制限機能や、出力の過電圧/過電流保護機能などを備える。静電気放電(ESD)耐圧は、人体帯電モデル(HBM)で±6kVを確保した。パッケージは、3端子SIPとSOT23を用意した。動作温度範囲は−40〜+125℃。価格は明らかにしていない。