イリス(本社東京)は、光伝達でデータ通信するデータトランスミッターの新製品として、据え付け作業の負荷軽減を図った「DDLS 500i」シリーズを発売した(図)。最大100Mbpsで通信でき、自動搬送機器内での無線通信や天井クレーンなどへの搭載に向く。製造はドイツのロイツェ(Leuze electronic)。

図:「DDLS 500i」シリーズ本体(出所:イリス)
[画像のクリックで拡大表示]

 同シリーズは、本体一体型のマウンティングプレートや角度調整を補助する水平器と受光量レベルを表示するゲージ、レーザーポインターを搭載する。これによって従来は2人以上でしなければならなかった調整作業を、1人で行えるという。

 赤外線を使用するので、他のセンサーと干渉するリスクを抑えられる。特に、同じくロイツェ製のレーザー距離測定センサー「AMS 300i」シリーズとの親和性を高めており、完全に密着させても相互干渉しない。

 一般にデータトランスミッターは、1台に投光部と受光部を備え、2台で相互リンクして使われる。そのため、一方の投光部から他方の受光部まで正確に通信できるように角度を調整しなければならず、その軸合わせに多くの時間と労力を要していた。周囲に設置されたさまざまなレーザーセンサーなどの機器と干渉する恐れもあり、設置箇所の設計にも手間がかかっていた。

 DDLS 500iシリーズは、Ethernetベースの通信プロトコルのほぼ全てに対応しており、Fieldbus経由で診断情報や通信の遮断履歴、汚れなどによる受光量低下情報などを得られる。それらの設定や診断は、遠隔地からWebブラウザー上で実行できる。