(写真:123RF)

 Javaは今、大きな変化にさらされている。米オラクル(Oracle)が提供するJava SEの有償化、JavaアプレットやJava Web Startの廃止、オラクルのJava EEからの撤退、そしてオラクルと米グーグル(Google)が争うJava APIの著作権訴訟──。

 これらの問題について詳しく解説するとともに、Javaユーザーがどのように立ち向かっていけばよいのかを探る。

目次

  • なくなるJava SE無償版、ユーザーはどうなる

     米オラクルは2018年3月20日、Javaの最新バージョンである「Java SE 10」の提供を開始した。実は、オラクルが提供する最後の無償版Java SEである。同社は今後、有償版のJavaしか提供しなくなる。

  • もうJavaアプレットは使えない、移行が急務に

     ユーザーはJava SE 8のサポート期間が終了する前にJava SE 11やOpenJDKのJDK 11に移行する必要がある。ところが非互換性という大きな障壁が立ちはだかる。既存のライブラリやフレームワークが動作しなくなる可能性がある。

  • オラクルの手から離れたJava EEの運命

     Java EEの策定が米オラクルから米Eclipse Foundationに移り、オープンソース化した。名称も「Jakarta EE」と変更された。Java EEがオラクルの手から離れることによってどのような影響があるかを探った。

  • Java APIは誰のもの?オラクルとグーグルの終わりなき争い

     Javaを巡っては、米オラクル(Oracle)と米グーグル(Google)が何年にもわたって裁判で争っている。いくつもの争点があるが、最大の争点は「Java APIの著作権」である。Javaが抱える問題を取り上げるこの特集の最後に、両社が争っている裁判の経緯と意味をまとめておこう。