「異能」ともいえる際立った能力や実績を持ち、まわりから一目置かれるエンジニアを1カ月に一人ずつ取り上げ、インタビューを掲載する。今月取り上げるのは、プログラミング教育の普及を目指すNPO「みんなのコード」の代表理事である利根川裕太氏。ネット印刷サービス「ラクスル」の立ち上げに関わったことでも知られる。今回は、みんなのコードを立ち上げた経緯などを聞いた。

(聞き手は大森 敏行=日経 xTECH/日経NETWORK


(前回から続く)

 私が立ち上げに関わったラクスルでは、エンジニアではない社員にエンジニアリングを理解してもらうための講座を開いていました。その何回目かで、プログラミングをちょっと体験してみようということになりました。2014年10月頃のことです。

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 第1回のSQLの講座のときは一部の興味ある人だけが参加していましたが、プログラミングのときは都合がつく人は全員参加することにしました。参加者は15~20人弱で、当時の社員の7割くらいは来ていました。昼休みに弁当を食べながらやってみるゆるい勉強会の形です。

 教材には「Hour of Code」というWebサイトを使いました。米国で始まった「1時間コーディングしてみよう」というプログラミングの普及活動で提供されているものです。現在は様々なコースが用意されていますが、当時はゲームのキャラクターを使った入門的なコースしかありませんでした。ブロックでキャラクターの動きを指定して、別のキャラクターのところに連れて行くというものです。

 ブロックを使ってゲーム感覚でプログラミングできるので、とても面白いと感じました。しかもこの活動は米マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツや米フェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグ、当時のバラク・オバマ米大統領が応援していました。

 Hour of Codeは本来は子供向けのものです。そこで、2014年12月に都内のコワーキングスペースを借りて親子向けのワークショップを開催しました。参加者は子供16人、親を含めて30人弱くらいです。

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