Excelに入力されたデータは無味乾燥な数字の羅列かもしれない。しかし適切に分析作業を実行すれば、一見無意味な数字の集まりから重要な意味を見いだせることもよくある。本特集では、ビジネスに大いに役立つにもかかわらずあまり知られていない、Excelを用いた分析テクニックを解説していく。

「オートSUM」を使って平均点を出す

 環境測定装置を開発するH社では、技術部と営業部それぞれ40名の海外派遣志願者に英語力のテストを実施した。下の図はその結果である。結果の分析を担当する人事部のMさんは、まずセルB6とB15を使って部門ごとの平均点を算出した。

平均点を算出する
「オートSUM」ボタンの「▼」をクリックして「平均」を選ぶ。そのあと平均を算出したい値のある範囲を選択する
[画像のクリックで拡大表示]
AVERAGE関数(統計関数)
=AVERAGE(数値1 ,数値2,…)
指定した数値の平均値を算出する
(1)数値1 平均を求める数値データのひとつめ、またはセル範囲を指定する
(2)数値2,... 省略可能。引数は255個まで指定できる

 平均の計算は簡単だ。B6を選択して「ホーム」タブの「オートSUM」の「▼」から「平均」を選択する。すると、B6に平均を算出するAVERAGE関数が入力される。次に平均値を算出したいA2:J5を選択して、[Enter]キーを押す。これでB6に技術部の平均点を表示できた。再度B6を選択したあとコピーして、B15にペーストする。これでB15には営業部の平均点を表示できる。

 この結果、技術部と営業部の平均点はともに66点であることが分かった。さて、この結果を根拠にMさんは、技術部と営業部の海外派遣志願者の英語力は等しいと考えるべきなのだろうか。

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