前回は、GEヘルスケア・ジャパン日野本社工場で、私にとっての「時間泥棒」が、私の出席する会議とその招集者ではなく、何の疑問も持たずに会議に参加していた私自身であると指摘されたところまでを書いた。

 今回は、その気づきを踏まえた上で、時間が足りない理由をもう一段踏み込んで考えた。

やらなくてもいいことに時間を浪費していた

 それまでの私は、チームのメンバーに「会議の招集を受けたら、主催者に会議の目的とゴールを確認して、参加する必要があるかどうかを判断しなさい」と偉そうに言っていた。私自身がそうしていたからではなく、どこかの時間管理トレーニングで聞いた話の受け売りだった。

 だから、私の時間管理に問題があると指摘したマネジャーに「飯室さんが前に私に言ってくれたことですけれど、覚えていませんか?」と言われるまで、その事実をすっかり忘れていた。

 それまでの私には、時間を大切にするという考えはなかった。「時間が足りない」「忙しい」「会議だらけ」と愚痴を言いながら時間を浪費してきたし、時間を節約するためにそれ以上に時間を費やすという矛盾さえ犯していた。

 このときまで、時間は無尽蔵にあると思ってきた、いや思い込もうとしてきた。人生の時間は有限だと頭では理解していたものの、確実に減っていく時間の在庫(死ぬまでのカウントダウン)からは目をそらして生きてきた。

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