前回は、いくら働いても時間が足りない状況に陥った私が、自分にとっての「時間泥棒」を見つけるために、社員40人ほどを引き連れてGEヘルスケア・ジャパン日野本社工場に乗り込んだ話をした。事務作業から無駄な時間を削減する「オフィス・リーン」と呼ぶトレーニングの中で、講師から「お客さまがお金を払ってもいいと思える付加価値がある業務はどれくらいありましたか?」と問われた私が、「何一つない」ことに気づいてがく然としたところまでを書いた。

 こんな状況で私は時間泥棒にたどり着き、問題を解決できるのだろうか。

お客様にとって付加価値があるデスクワーク?

 「ゼロです。何一つありません!」と悲痛な叫びを上げた私たちに、講師の一人は冷静に語りかけた。

講師「皆さん、慌てなくても大丈夫です。この付加価値分類を始めると、大抵の方はそうおっしゃいます。では、一つずつ検証していきましょう」

 うむ、どうやら私たちだけではないらしい。

講師「付加価値分類の中のノンバリューを、もう少し詳しく見ていきましょう」

 と言って、個々の業務・作業に価値があるかないかで三つに分類するためのA3サイズのワークシートを配布した。前回掲載した3分類を再掲する。

  1. お客さまにとって付加価値がある業務(「カスタマーバリュー」)
  2. ビジネス上の付加価値がある業務(法規制への対応などのビジネスを進める上で決して避けては通れないもの。「ビジネスバリュー」と呼ぶ)
  3. 価値がない業務(「ノンバリュー」と呼ぶ。これを特定して無駄取りをする)
個々の業務・作業に価値があるか分類するためのA3サイズのワークシート
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