100円ショップで販売されるLANケーブル(100均LANケーブル)は、パッケージに記載された性能を満たしているのだろうか。都内の100円ショップで入手した4種類の100均LANケーブルと、比較用に1000円前後で販売されるLANケーブルの品質を測定した。

ケーブルテスターで測定

 LANケーブルの品質測定には、米フルーク・ネットワークスの「DSX-5000 CableAnalyzer」を使った。DSX-5000は、カテゴリー5e、同6、同6AそれぞれのLANケーブルの測定が可能。二つに分かれた本体それぞれに、規格ごとに用意されたアダプターを使ってケーブルの両端をつないで測定する。

ケーブルの品質を測定できる米フルーク・ネットワークスの「DSX-5000 CableAnalyzer」を使って、LANケーブルの品質を調べた
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 測定では、信号線の結線状況や、信号線のペア(より対線)同士の近端漏話減衰量(NEXT)、より対線ごとの反射減衰量(RL)を測る。このNEXTやRLは、ノイズの原因となる近端漏話や反射を抑える量なので、大きければ大きいほど品質が良いといえる。

▼「DSX-5000 CableAnalyzer」を使った
測定には、TFF フルーク・ネットワークス営業部の協力を得た。
▼NEXT
Near End CROSSTalkの略。あるより対線に対して、別のより対線の信号が漏れる現象を漏話と呼び、信号の送信側の近くで発生したものを特に近端漏話という。NEXTは元の信号からどれだけ近端漏話が減衰したかを示す。
▼RL
Return Lossの略。コネクターとコードの結合部などで発生した信号の反射波がどれだけ減衰したかを示す。

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