今回の調査では、企業が拠点間通信に使うWANについても調べた。通信事業者が提供するWANサービスを使ったり、インターネットを使って自前でVPNを構築したり、企業によって差が出てくる。拠点間通信に使うネットワークの種類とそれぞれでどんなサービスを使っているか、または自前で構築しているかを尋ねた。

IP-VPNがトップ

 拠点間通信に使うサービスや技術を「IP-VPN/エントリーVPN」「インターネットVPN」「広域イーサネット」「統合サービス」「3G/LTEなどのモバイル回線」に分けて、回答してもらった(複数回答)。統合サービスとは、IP-VPNやインターネットVPN、広域イーサネットといったWANサービスを組み合わせて、企業全体で一つのネットワークを構築するサービスである。NTTコミュニケーションズの「Arcstar Universal One」やKDDIの「Wide Area Virtual Switch(WVS)」などがこれに該当する。

 使用率が35.2%と最も多かったのがIP-VPN/エントリーVPNで、ほぼ同率だったのがインターネットVPNである(図4-1)。IP-VPN/エントリーVPNは通信事業者が提供するサービスなのでベンダー別の使用率を見ると、NTT東日本が48.0%で1位、2位に28.0%のNTT西日本、3位に19.2%のソフトバンクが続いた。

図4-1●よく使われる拠点間通信
IP-VPN/エントリーVPNとインターネットVPNを使う企業が多い。インターネットVPNの7割以上は、自社で構築している。複数拠点を持つと回答した355人に対して、拠点間通信に使うネットワークの種類を尋ねた。その上位五つを取り上げた。
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 NTT東日本とNTT西日本のWANサービスは、一方だけでは日本全国をカバーできない。東日本と西日本それぞれに拠点がある企業は両社のサービスを組み合わせて使っているだろう。

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