この連載では、Instagramを企業で活用するコツについて、様々な実例とともに紹介してきた。Instagramが若い女性を中心に高い人気を誇る理由は、感覚に直接ビジュアルで訴え、好きという気持ちや、ほしいという気持ちを刺激するからと言われている。

 楽天が2016年末に発表した「楽天市場2016年ヒット商品番付」によると、東の横綱は「#インスタ映え消費」だった。インスタ映え消費とは、言葉通りInstagramで投稿するために写真映えする商品を買い求めることを意味する。Instagramに投稿するために消費することは、若い女性の間では普通のことになっているのだ。

 最終回となる今回は、Instagramでヒット商品が生まれる理由を考えたい。併せて、企業アカウントがInstagramを活用する際に抑えておきたい5つのポイントについて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

Instagramでヒット商品が生まれる理由

 Instagramでは、次々とヒットアイテムが生まれている。その理由は、そのアイテムを手に入れた生活がビジュアル的にイメージしやすいからだ。

 例えば、2015年にガラス製の口広瓶「メイソンジャー」が爆発的にヒットしたことを覚えているだろうか。メイソンジャーが売れた理由は、野菜などを層状に重ねて入れるだけでビジュアル的に美しい食事が作れるからだ。

 メイソンジャーに詰めた層状の野菜が「メイソンジャーサラダ」、フルーツやクリームなどをやはり層になるように詰めたものが「メイソンジャーケーキ」。どちらも色合いを考えながら順番に詰めていくだけで、美しい層の食事ができあがる。その他、メイソンジャーライト、メイソンジャーキャンドル、メイソンジャースムージーなど、透明な瓶から見える美しさを生活に取り入れたものが多数生まれている(図1)。

図1●「#メイソンジャー」での検索結果
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 執筆時点で、ハッシュタグ「#メイソンジャー」は11万件、「#メイソンジャーサラダ」は7500件、「#メイソンジャーケーキ」は700件投稿されている。野菜などを層状にするだけで美しく写真映えすること、アイデア次第で色々なものが作れるのでイメージしやすいことからヒットにつながっていったのだ。

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