※この記事は日経NETWORK 2012年9月号の特集記事です。分解対象の機種の一部は古くなっていますが、今でも役立つ内容だと判断し、掲載しました。

 最終回の今回は、大型ルーターとしてエッジルーターとコアルーターを取り上げる。

 エッジルーターは、インターネットのエッジに置かれ、家庭や企業拠点をインターネットにつなぎ込む役割を持つ。コアルーターは、インターネットの中核に配置され、膨大なトラフィックをさばく。

ASICとアーキテクチャーを一新

 エッジルーターの例として、アラクサラネットワークスの「AX7800R」と「AX8600R」の内部を見てみる。

 まずはAX7800Rから分解してみよう。この製品は、2004年に発売された比較的古い製品だ(写真2-3)。10ギガのポートを装備することを念頭に置いて設計された。

 写真で示したのは「NIF」と「PRU」と呼ばれるカードで、このほか「BCU」というカードがある。NIFはいわゆるラインカードで、ポートを備えている。PRUがNIFを2枚収容する形となっている。BCUは、CPUとクロスバースイッチを搭載しており、PRU同士をつなぐ。

写真2-3●エッジルーター「AX7800R」の分解写真
アラクサラネットワークスのエッジルーター。「NIF」「PRU」の2種類のモジュールの写真を示した。このほか、「BCU」というモジュール、電源、ファン、シャシーで構成される。
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