今回の「日本を復活させるB2Bマーケティング」は、KDDI ソリューションマーケティング部 副部長の中東 孝夫さんのお話の後編です。

 前回はDataを使ったビジネスの重要性、そしてそこで考えなければいけないDataの量について話を聞きました。今回は、その続きのDataの質について、もう一段踏み込んで聞いています。

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Data Quality Management(DQM)

 中東さんはまず、「データのクオリティ。つまり、それを高めるData Quality Management(DQM)が重要」と話します。DQMという言葉を初めて聞く人も多いのではないでしょうか。これはDataをコンピュータなどで利用するときには重要なプロセスを含んでいるのです。

 例えば、ある会社のWebサイトの資料請求ページに私の会社(アビームコンサルティング株式会社)のコンサルタントがアクセスをして、資料を請求したとします。会社名にAさんは「アビームコンサルティング株式会社」、Bさんは「ABeam Consulting」、Cさんは「アビーム」とだけ入力したとします。

 これをDatabaseで整理すると、同じ住所にあたかも三つの企業が存在しているかのように見えます。このように、データに“揺らぎ”が存在したままだと、どれだけ多くのDataを保有しても、精度の高い分析やその先にあるマーケティング活動の質は高くなりません。

 中東さんは、「使うDataの精度を考える。そもそもそのDataが信頼できるのか。どのDataを使ったら良いのか。そしてDataに表記の揺れなどがないか?これらがDataを使うときにとても重要になります。だからData Quality Managementが必要なのです」と話しました。

 確かに、皆さんも理科の実験などでDataを取ったときに、一般的にDataには取得ミスや装置の問題による誤差があるため、どのDataを分析や考察の対象にするかについて考えたはずです。今回、私たちがマーケティング利用するDataもこれと同じセンスが必要でしょう。

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