今回は、お客様の行動を明確にする「カスタマージャーニー」と、その設計を容易にする「ペルソナ」について解説していきます。

「マーケティング4.0」は読んだでしょうか?

 マーケティングを実践していると、日常の業務もあれば、中期や年次の計画も考えないといけないなど、多様な業務に忙殺されます。それもマーケティングの仕事の楽しさの一つといえますが、自分の中のマーケティングの考えや知識がすり減るのでないかと、危機感を抱くこともあります。

 そんなときには、マーケティングの書籍を読みながら頭を整理しています。マーケティングをより論理的に、より体系立てて理解するには、大学教授や研究者の書籍が参考になります。マーケティングのアイディアやマーケティングチームのマネージメントを知るには、実務者の書籍が役に立ちます。

 その中の1冊に、「コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則」(フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン著、朝日新聞出版刊。以下、「4.0」)があります。2017年8月に日本語訳が出ていますが、皆さんはお読みになったでしょうか?

マーケティング戦略は変わってよい

 このシリーズには、「コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則」(著者、出版社は同じ)もあります。「3.0」を読んだ時に気づいたのは、時代とともにマーケティング戦略は変わってよいということでした。タイトルとなった「マーケティング3.0」という言葉は、市場や顧客の求めているものが変化していることを分かりやすく伝えるために使ったのでしょう。

 「4.0」では、「マーケティング1.0」から「マーケティング4.0」までの変化をまとめています。その概要を引用します。

マーケティング1.0…製品中心のマーケティング
マーケティング2.0…顧客中心のマーケティング
マーケティング3.0…人間中心のマーケティング
マーケティング4.0…企業と顧客のオンライン交流とオフライン交流を一体化させるマーケティング

 こうした変化は、B2CにもB2Bにも起っているでしょう。

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