私は、2017年3月10日から3月18日まで、米国テキサス州オースティンで開催された「サウス・バイ・サウス・ウェスト(SXSW)2017」に参加してきました(https://www.sxsw.com/)。

 このカンファレンスというか、イベントは実にユニークです。コンサート中心のSXSW MUSIC、映画の上映会中心のSXSW FILM、そしてSXSW INTERACTIVEと大きく三つのカテゴリーがあります。私は参加した1週間で、主にSXSW INTERACTIVEの、マーケティングやイノベーションに関するセッションや展示を見てきました。今回と次回は、その中からB2Bマーケティングに関連のありそうなTopicsを取り上げます。

 SXSW INTERACTIVEには、さらに「Brands & Marketing」「Design」「Development & Code」「Government」「Health」「Intelligent Future」「Style」「Tech Industry」「Workplace」などのテーマが設定されており、毎日約100のセッションがあります。もちろん全てのセッションに出られるわけではありません。

 これら数多くのセッションで話題に上り、私も注目していたキーワードの一つは「AI」です。人工知能(Artificial Intelligence;AI)は、SXSW Interactiveで非常に多くのセッションで取り上げられました。そして多くの聴衆がそのセッションに参加していました。

 B2B分野でAIは、モノづくりの自動化や自動倉庫などの話題が、よく取り上げられます。例えばアマゾン・ドットコムが導入したロボットによる在庫管理システム「Amazon Robotics」は、AIを使った自動倉庫の一例といえるでしょう。では、B2BマーケティングとAIはどのような何か関係があるのでしょうか。

 SXSWで、将来の私たちの働き方に関わる話題は「Workplace」というテーマで語られていました。ここではAIが私たちの多くの仕事を奪うのではないかという話題が取り上げられ、既存の仕事の多くがAIにとって代わられるのではないかという予測が示されました。皆さんも、英国オックスフォード大学マイケル・A・オズボーン博士の論文「未来の雇用」の概要を、さまざまなメディアによる引用で目にしたことがあるのではないでしょうか。「銀行の融資担当者」や「時計修理工」などの仕事がAIに取って代わられると聞いて、危機感を覚えた人も多いと思います。

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