春、4月。日本の多くの企業が新入社員を迎える時期です。

 今年の新入社員で最も若い人は1996年生まれのはずです(4年制大学卒業の場合)。96年はWindows95の普及により、多くのパソコンがインターネットに接続可能になった頃です。つまり今年の新入社員は、物心ついたときからインターネットが存在しており、インターネットを使えない時代の経験がないのです。

 生まれたときからデジタルに囲まれ、当たり前のように使いこなす世代のことを「デジタルネイティブ」と呼びます。今年の新入社員はまさにこの世代といえるはずです。そういう新入社員を観察することが、私たちのビジネスやマーケティングに多くのヒントを与えてくれるのではないでしょうか?

 今回の「日本を復活させるB2Bマーケティング」は、新入社員の観察とインタビューをお薦めする内容です。ここには実に多くのB2Bのマーケティングのヒント、特にマーケティングコミュニケーションのヒントがあるのです。

 新入社員がいない方でも、同様のことを若手社員にすることで多くの気づきを得られるでしょう。かつて「将来のお客様が『デジタルネイティブ』になる」と考えた日が、現実になったことを理解するでしょう。そして、今までのマーケティングのある部分を変え、ある部分は変えてはいけないことに気が付くのではないでしょうか。

どれだけデジタルネイティブかを調べよう

 まずは、利用しているデジタルの端末(デバイス)について聞いてみましょう。「最初に手にしたデジタル端末は、PC?携帯?」「今、一番使っているデジタル端末はPC?携帯?」といった質問です。

 1996年生まれの人が、中学校1年生になる13歳の2007年には、初代iPhoneが米国で発売になりました。iPhoneは、2008年7月の日本での発売前から大変話題になったことは記憶にあることでしょう。この世代が、パソコンよりもスマートフォンに関心を持ったとしても何の不思議もありません。

 そして、複数人にインタビューをすると、最初に利用した端末は家庭、特に親の影響を大きく受けていることが分かるでしょう。親によって、子供が使う端末の考え方が異なり、スマートフォンよりもパソコンを先に触っている子供も、逆の子供もいるのです。最初に使ったデジタルデバイスは、同じ年齢でも多様なのです。

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