企業向けの研修事業を展開するインソースは、2015年8月にMAツールを導入。「迷惑メール」と判定されない機能を駆使することで、見込み客へ届くメールが4割増加。見込み客からの問い合わせ件数も4割増えた。

 ビジネスマナーから営業力向上、クリティカルシンキングまで、企業向けに豊富な研修サービスを展開しているインソース。2002年の創業以来「ずっと右肩上がりに業績を伸ばしている」(癸生川心執行役員)といい、2015年4月~2016年3月には約33万人が同社の研修を受講。2016年7月には東証マザーズ上場も果たしている。

さまざまな研修事業を手掛ける、インソースのウェブサイト
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 成長を支えているのがメールマーケティングだ。ウェブサイトからの問い合わせや、営業担当者による電話や訪問営業で得たメールアドレスに向け「5万~6万通のメールを週2回のペースで一斉配信している。加えて、対象を絞り込んだターゲットメールを、ほぼ毎日送っている」(企画開発本部 デジタルマーケティンググループの市川紀子部長)。

 これらのメールは従来、自社開発の顧客情報管理システム「Plants」から職種や業種で絞り込んだ対象者リストを抽出し、同システムのメール配信機能を使い配信していた。しかし、メールに盛り込む内容は「『毎年この時期はこの職種・業種の人にこの研修が売れるのでは』といった推測で決めていた」(市川部長)といい、検証する手立てがなかった。しかも、受信側のメールサーバーから迷惑メールと判定されると、メールが届かない場合があった。

インソースの(左から)癸生川心執行役員、市川紀子部長、北片元基チーフ、石川文香上席クリエイター

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