季節感がある、しゃれが効いている、盛れるコスプレができる、などはティーンに受けるポイント
[画像のクリックで拡大表示]

 これまで様々なティーンマーケティングのヒントを述べてきたが、ティーンに受けるTPOをはずしてはティーンの心をつかむことはできない。どうすればティーンの間で話題になったり、多くの反応を集めることができるのだろうか。

 成功した実例を元に、ティーンマーケティングで販促効果を上げるためのTPOのポイントについて考えていこう。そこで欠かせないのは、ネット文脈の理解とティーンへの理解である。

ネット文脈で好まれるタレントとは?

 ティーンは日頃からネット文化と親しんでいるため、ネット文化と相性が良いものが好まれる傾向にある。

 例えば、サントリーはC.C.Lemonの販促のため、元プロテニスプレイヤーの松岡修造氏を迎えて、「キミだけの応援歌ムービー」キャンペーンを行った。作詞・歌を松岡氏自身が担当し、「あいちゃん」「いしちゃん」など100人分のニックネームに向けて、「応援歌とやる気の出る言葉」を投げかけるというものだ。

 Twitterで「#キミだけの応援ムービー」というハッシュタグがついたツイートを見ると、「自分のニックネームもあった!」「友達から(自分のニックネームの動画が)送られてきた」「(動画を見て)元気出たからがんばる」などのポジティブなツイートが並んでいる。

 松岡氏は、「(日めくり)まいにち、修造!」という気持ちが前向きになるメッセージと写真が日替わり形式でまとめられた日めくりも販売されるなど、元気になれる“熱い”タレントとして人気が高い。同日めくりのAmazonレビューでは、執筆現在414件ものレビューがついており、5つ星中4.4という高評価となっている。Amazonレビューの詳細を見ると、やはり「元気になれる」「面白い」と高評価のものが並んでいる。このように、ネット文脈でも好まれるタレントを起用するのは成功につながりやすいのだ。

 その他、ニックネームが当てはまる人が多い、自分事にできる、動画を見ることでポジティブな気持ちになれる、といった点などが評価されたと推測できる。100種類の応援ソングは、ニックネーム部分が違うだけではなく、踊りや言葉かけなどに様々なバージョンがあり、友達などのニックネームの歌を見て送るなどの行動につながったと考えられる。

次ページ以降は日経 xTECH Active会員(無料)の方のみお読みいただけます。