Googleの「AutoDraw」は、手書きから描きたいものを推測してイラストを提案する。モバイルデバイスのアプリは、今後は深層学習技術を利用し、複雑で細かい操作をしなくても高度な作業ができるようにできるようになるだろう。
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 どうも世間では、7月22日に放送されたNHKのAI(人工知能)についての番組が話題になっているようです。

 恐らく、AIについて誤解があるのではないでしょうか。多くの人がAIに対して抱くイメージは、鉄腕アトムのようなものです。ちょっと古いですかね。スターウォーズの「R2-D2」や「C-3PO」というと、多少は分かりやすいでしょうか。

 自立していて、人の話を理解して、何でも答えてくれるというものです。これは「汎用AI」と呼ばれるもので、AI技術の究極の目標ともいえますが、いまだ実現されていません。

 今、世の中に出回っているAIの多くは、「ディープラーニング(Deep Learning)」「深層学習」とよばれる技術(手法)で作られたシステムやソフトウエアです。深層学習を利用したシステムはAIといってよいでしょうが、特定の目的にだけにしか使えず、画像認識や音声認識「専用」です。何にでも答えてくれるわけではありません。

 スマートフォンなどに搭載されているデジタルアシスタントも、音声認識やユーザーの入力する自然言語の認識に深層学習の仕組みを利用しています。汎用AIとはいえません。

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