実際にIoTデバイスを開発するには、様々な技術要素が必要になります。Web系の開発であれば、クラウド上でサーバーを確保できるので、パソコンさえ手元にあれば事足ります。しかし、モノが絡む開発は一筋縄ではいきません。

 IoTデバイスの開発に必要な技術は多岐にわたります(表4-1)。例えばプロダクトデザインとしての見栄えや使い勝手のノウハウなどが必要になります。モノを構成するための加工技術、回路や半導体の設計、そして身の回りの状態を数値で表すためのセンサー技術といった物理的な技術が多くを占めます。ただ、こうして見てみると、ネットワークがIoTデバイスとサービスを結ぶ重要な接点であることが浮かび上がってきます。

表4-1●IoTデバイスを開発する際に必要な技術
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 モノ系の開発では、手元にマイコンボードやコンデンサー・抵抗、センサーなどの電子部品がないと開発できません。電子部品を求めて秋葉原に走ったりします。理屈で回路設計しても、実際に組み上げるとうまくいかないときは、プログラムだけでなく回路から見直すこともよくあります。センサーの電気特性の変化を計測して、コンデンサーを挟んで電流や電圧を調整したりするので、まさに物理層から自分で製作していく感覚があります。

 デバイス系のノウハウのうち、専門家以外があまり触れない分野をカバーして、簡単にモックアップやプロトタイプを作るときに利用できるのが、Spark Coreのような開発プラットフォームです。Spark CoreはWi-Fiに接続する機能を備えた開発環境で、センサーとのインターフェースも非常に簡単です。開発言語としてC++JavaScriptも使えます。

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