企業が自社の顧客を理解し、的確なマーケティング施策を展開する際に、競合他社のWebサイトへのアクセス情報があると、相対的な評価が可能になる。SimilarWeb(シミラーウェブ)は独自に収集したアクセスデータを基に推計したWebサイトへのアクセス状況を企業に提供している。Founder & CEOであるオア・オファー氏に同社が提供するサービスとデータ推計の仕組みを聞いた。

SimilarWeb(シミラーウエブ)Founder & CEOのオア・オファー氏
(撮影:松本 敏明)
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的確な意思決定を下すための情報を提供

 2007年にイスラエルのテルアビブで創業(現在の本社は英国ロンドン)したシミラーウェブは、Webサイトやモバイルアプリへのアクセス数や流入元などを解析できるSaaS型サービス「SimilarWeb PRO」を提供している。

 企業が自社のデジタル施策を評価するとき、通常はGoogle AnalyticsやAdobe AnalyticsなどのWeb解析ツールを使って自社サイトを分析し、ここから得られるデータを基礎情報とする。ただし、ここで得られるのはあくまでも社内データにすぎない。

 SimilarWeb PROは、インターネット上のアクセスに関わる情報を独自の方法論で推計することで、企業が自社のデジタル施策を相対的に評価できるようにする。そのために日本を含む世界約60カ国のWebサイト(8000万)とモバイルアプリ(300万)の毎日のトラフィックを収集し解析したうえで、独自に定義した240業種に分類して提供している。

 「我々のプラットフォームは、競合他社を含む分析によって、企業がデジタル領域で何が起こっているかを理解するための情報を提供する」とオファー氏は話す。同社は提供するソリューションを「マーケケットインテリジェンス(MI)」と呼び、マーケターだけでなく、セールス部門やリサーチ部門、戦略を立案する企画部門などに情報を提供している。企業が事業運営するに当たって戦略的な意思決定に役立てられるようにする。

 同社が提供するソリューションは、提供する組織別に大きく四つに分類できる。

1.マーケティングソリューション

 マーケティング部門が競合他社の活動を分析するための情報を提供する。競合他社がWebサイトを通じてユーザーに何をしているかを明らかにし、その全体像を可視化できるようにする。

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