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 野村総合研究所(NRI)の「e-BANGO/image α」は、マイナンバーを印刷した帳票など、セキュリティが要求される電子文書を、インターネットと隔離した専用データセンターで保存するサービスである。タイムスタンプの付与や、期日を指定して文書を自動消去する機能なども備える。

 紙の帳票をスキャナーで読み取って電子化したデータを、専用回線を介して専用データセンターに送信して安全に保存する。マイナンバー記載データなどのようにセキュリティが要求されるケースを想定している。データセンターと通信回線にはNRIの「金融統合ネットワーク」を使う。ユーザー企業側では、e-BANGO/image α向けにパソコン端末とスキャナー、ネットワーク機器などを用意して利用する。

 保存したデータは、Webブラウザーを使って検索・照会できる。セイコーソリューションズが提供しているタイムスタンプサービスを利用して、電子帳簿保存法で求められるタイムスタンプの付与ができる。マイナンバー法が定めるデータの破棄については、予約登録をするだけで、所定の期日到来時に自動で破棄できる。

 紙文書のスキャン作業を効率化する機能として、同じレイアウトの帳票を自動的にグループ化して電子化するという。また、過去の膨大な書類を一括でスキャンするBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスも提供する。

 e-BANGO/image αの背景には、マイナンバー法や、2016年1月に適用が開始された改正電子帳簿保存法の存在がある。マイナンバー法では、厳重な保管と、保存年限が到来した後の確実な破棄を求めている。改正電子帳簿保存法では、スキャナー保存要件が緩和されており、国税関係書類の電子化を検討できるようになった。

e-BANGO/image αの概要
用途と機能マイナンバーを印刷した帳票など、セキュリティが要求される電子文書を、インターネットと隔離した専用データセンターで保存するサービス
使い方と機能の詳細紙の帳票をスキャナーで読み取って電子化したデータを、専用回線を介して専用データセンターに送信して保存する
主な付加機能■電子帳簿保存法が求めるタイムスタンプの付与(セイコーソリューションズが提供しているタイムスタンプサービスを利用)
■マイナンバー法が求めるデータの破棄(所定の期日到来時に自動でデータを破棄)
ユーザー企業側の設備社内LANとは別に、e-BANGO/image α向けに専用のパソコン端末とスキャナー、ネットワーク機器などが必要
データセンターと通信回線野村総合研究所の「金融統合ネットワーク」を使う
料金(税別)月額基本料金が10万円から
初期費用やデータ保管料、通信回線費用などは個別見積もり
発表日2016年11月1日
提供開始日2016年11月1日