日本IBMの「IBM Watson Explorer Advanced Edition」(WEX)は、質問応答システム「IBM Watson」製品群の1つで、FAQ検索や顧客対応などに利用できるビッグデータ分析ソフトである。顧客の意見を迅速に把握したり、製品サービスの品質を定常的に改善したりといった用途に利用できる。

検索エンジン画面
(出所:エス・アンド・アイ)
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テキストマイニング画面
(出所:エス・アンド・アイ)
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 コンタクトセンターのログなど各種のテキストデータを収集して検索できるようにする検索エンジン機能と、言語の意味を理解して視覚化することによって新たな知見を発見するテキストマイニング機能を組み合わせている。

 コンタクトセンターのシステム構築などを手がけるエス・アンド・アイは、小規模な企業でもWEXを導入できるように、WEXを月額制のクラウドサービスとして提供している。クラウド基盤にはBluemix IaaS(SoftLayer)を利用する。

 より利用しやすくするため、契約単位を10Gバイト毎と細かくして利用料金を低く抑えている。料金は、分析対象データ10Gバイトの最小構成で月額23万円。この一方で、元々のWEXは売り切り型であり、最小構成となる分析対象100Gバイト時の価格は定価ベースで5000万円を超えるという。

 エス・アンド・アイでは、主にコンタクトセンターでの利用を想定している。多くのコンタクトセンターでは、コンプライアンスやクレーム対応を目的にエージェントと顧客の会話データを蓄積している。これらのデータに対してWEXを適用することによって、顧客の質問に対して適切な情報を導き出せるようになる、としている。

IBM Watson Explorer Advanced Edition(WEX)の概要
用途と機能FAQ検索や顧客対応などに利用できるビッグデータ分析ソフト。顧客の意見を迅速に把握したり、製品サービスの品質を定常的に改善したりといった用途に利用できる
製品の位置付け質問応答システム「IBM Watson」製品群の1つ
機能構成コンタクトセンターのログなど各種のテキストデータを収集して検索できるようにする検索エンジン機能と、言語の意味を理解して視覚化することによって新たな知見を発見するテキストマイニング機能を組み合わせている
提供形態もともとのWEXはオンプレミスでも動作するソフト。エス・アンド・アイはWEXをIaaS(Bluemix IaaS)上で動作させてSaaS型クラウドサービスとして提供している
価格(税別)分析対象データ10Gバイトの最小構成で月額23万円
発表日2016年10月28日
提供開始日2016年10月28日
備考発表日/提供開始日と価格、提供形態は、販売代理店の1社であるエス・アンド・アイの場合