日立ソリューションズの「活文 Report Manager」は、帳票データを印刷することなく電子データのまま活用できるようにするサーバーソフトである。業務システムが出力する帳票データを自動的に分類して保管する。自動廃棄や世代管理も行う。エンドユーザーは、Windows用クライアントソフトやWebブラウザー画面から帳票データを検索し、印刷と同じイメージで閲覧できる。

人工知能を利用して紙帳票から項目値を自動抽出できるようにした
(出所:日立ソリューションズ)
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 取り込み対象の帳票データは、日立製作所の「EUR」「Prinfina MANAGER RX1000」やウイングアーク1stの「SVF」、ユニリタの「DURL & FormHelper」など各社の電子帳票フォーマットである。これらを取り込んで独自の帳票フォーマットに変換して保管する。

 現行版で追加したオプションを適用すると、電子帳票だけでなく、紙に印刷された帳票もスキャンして保管できるようになる。これにともない、帳票フォーマットの、どの位置に、どの項目が配置されているのか、を機械学習によって学習する機能もオプションとして用意した。日々の運用で学習させることによって、以前と同じフォーマットや、以前と似たフォーマットの紙帳票から、項目値を自動で抽出するようになる。

 日々の運用イメージはこうだ。活文 Report ManagerのGUI画面上では、紙帳票のフォーマットイメージが表示される。項目に対するデータの候補箇所には黄色の色が付けられている。活文 Report Managerによって最も可能性が高い候補とみなされた箇所は赤く表示される。ユーザーは、正しい候補をクリックしてデータを登録する。これを帳票ごとに繰り返すことで学習していく。

活文 Report Managerの概要
用途と機能業務システムが出力した帳票ファイルを取り込んで保管する、帳票イメージ管理サーバー。帳票データを印刷することなく、電子データのまま活用できるようにする。エンドユーザーは、Windows用クライアントソフトやWebブラウザー画面から帳票データを検索し、印刷と同じイメージで閲覧できる
取り込める電子帳票EUR(日立製作所)
Prinfina MANAGER RX1000(日立製作所)
SVF(ウイングアーク1st)、DURL & FormHelper(ユニリタ)
など
紙帳票の取り込みオプションの適用によって可。人工知能(AI)を使って項目の位置を学習することよって、紙帳票であっても自動で項目値を取り込める
価格個別見積もり
発表日2016年10月12日(紙帳票の自動取り込み)
出荷日2017年1月31日(紙帳票の自動取り込み)