ネットワンシステムズの「クラウドHUBサービス」は、オンプレミスの拠点やプライベートクラウド、さらにパブリッククラウドを相互に接続するネットワークハブ機能を月額制で提供するサービスである。複数クラウド同士を相互接続し、全体として1つの社内ネットワークとして使えるようにする。ネットワークの設計や設定も請け負う。

クラウドHUBサービスは複数クラウドを相互接続するサービス
(出所:ネットワンシステムズ)
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 ネットワンシステムズが管理するデータセンターの上で、クラウド間を相互接続するハブ機能と、それぞれのクラウドを収容して接続するコネクター機能を提供する。特徴の1つは、AWS(Amazon Web Services)やAzureなどのパブリッククラウドに直接接続できること。このためのデータセンター基盤として、エクイニクスの東京第4データセンター(TY4)を使っている。

 サービスメニューは、大きく3つのモジュールで構成。(1)「内部ネットワーク」は、クラウド間を相互接続する。(2)「クラウドコネクタ」は、内部ネットワークとパブリッククラウドを専用線で直接接続する(サービス開始時点ではAWSとAzure)。(3)「HUBコネクタ」は、内部ネットワークとオンプレミス/プライベートクラウドを接続する(サービス開始時点では専用線)。

サービスメニューは、「内部ネットワーク」(クラウド間の相互接続)、「クラウドコネクタ」(パブリッククラウドへの接続)、「HUBコネクタ」(オンプレミス/プライベートクラウドへの接続)の三つのモジュールで構成する
(出所:ネットワンシステムズ)
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 2016年10月と2016年12月の2回に分けてメニューを拡充する。

 2016年10月には、HUBコネクタにSD-WAN(ソフトウエアで定義できるWAN)接続を追加する。SD-WANとは、各拠点に専用のエッジデバイスを置き、ネットワーク構成や設定などをセンターの管理コンソールから集中制御できるようにした製品。中小規模の拠点では、専用線を敷設するよりも容易にデータセンターに接続できるようになる。

 2016年10月ではさらに、ユーザーが保有するサーバー資源などをデータセンターに設置する「セキュアコロケーション」と、内部ネットワークとインターネットを接続する「インターネットコネクタ」を追加する。また、ネットワークの運用管理サービスの一つとして、ネットワーク機器の設定情報とログ情報を収集して管理する「DIMS(Device Information Management Service)」を提供する。

 2016年12月には、SaaSなど各種クラウドサービスへのアクセスを可視化するセキュリティ機能としてCASB(Cloud Access Security Broker)を追加する。

クラウドHUBサービスの概要
用途と機能オンプレミスの拠点やプライベートクラウド、さらにパブリッククラウドを相互に接続するネットワークハブ機能を月額制のサービスとして提供する。ネットワーク設計や運用などの人的サービスと合わせて提供する
サービスの構成要素ネットワンシステムズが管理するデータセンターの上で、クラウド間を相互接続するハブ機能と、それぞれのクラウドを収容して接続するコネクター機能を提供する
サービスメニュー(1)「内部ネットワーク」(クラウド間を相互接続する)
(2)「クラウドコネクタ」(内部ネットワークとAWS/Azureを専用線で直接接続する)
(3)「HUBコネクタ」(内部ネットワークとオンプレミス/プライベートクラウドを専用線で接続する)
価格(税別)
クラウドHUBサービスのサービスメニュー
2016年8月提供分
カテゴリープラン価格(月額)
内部ネットワーク1Gbps共有12万7000円
1Gbps専有44万3000円
HUBコネクタ1Gbpsダイレクト接続(RJ45接続)0円
クラウドコネクタAWS専有型
シングルコネクト
200Mbps2万9000円
500Mbps4万4000円
AWS/Azure専有型
デュアルコネクト
200Mbps×2本5万8000円
500Mbps×2本8万8000円
1Gbps×2本
(Azureのみ)
11万2000円
発表日2016年8月25日
出荷日2016年8月25日