日本ヒューレット・パッカードの「HPE Edgeline」は、工場においてセンサーデータなどを処理するIoTシステム用途に特化したx86ベースのエッジコンピュータである。ラックマウント型の「HPE Edgeline EL4000」、ボックス型の「HPE Edgeline EL1000」、後発のボックス型モデルでさらに工場向けに特化した「HPE Edgeline EL300」の3種類がある。

HPE Edgeline EL300 Converged Edge Systemの外観
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 HPE Edgeline EL4000とHPE Edgeline EL1000は、CPUにXeonを搭載した汎用のサーバー機をベースとして、工場用途向けの構成にした。一方、後発モデルのHPE Edgeline EL300は、さらに小型化して設置性を高めたほか、耐環境性能やOT(制御技術)機器の接続インタフェースなどを、さらに工場に特化した構成とした。

 HPE Edgeline EL300の動作温度は、摂氏マイナス30度からプラス70度。ファンレスで動作し、防塵性能はIP50(細かなちりの侵入を防止)である。製造現場の制御システムなどOT(Operational Technologies)機器を接続するためのインタフェースカードとして、TSN、CAN、シリアル、GPIOの各カードのいずれかを装着できる。

 HPE Edgeline EL300のCPUは、AtomまたはCore i5/i7。メモリーは最大で32Gバイト。ストレージはSSDで最大で3Tバイト。最小寸法は、高さ200×幅232×奥行き100ミリメートルで、重さは4.91キログラム。

 エッジコンピュータ上で動作するソフトとして、OT機器の稼働状況や通信内容を収集して解析できる「HPE Edgeline OT Link Platform Software」を用意した。200種類を超えるOT機器の通信プロトコルを解析し、ローカルデータベースに記録したり、クラウドに転送したりできる。解析データをWeb APIで公開する機能も備える。

HPE Edgelineの概要
用途と機能工場においてセンサーデータなどを処理するIoTシステムの用途に適したx86ベースのエッジコンピュータ
モデル構成HPE Edgeline EL4000(ラックマウント型)
HPE Edgeline EL1000(ボックス型)
HPE Edgeline EL300(ボックス型、後発モデル)
HPE Edgeline EL300の特徴小型化して工場への設置を容易にしたほか、耐環境性能やOT(制御技術)機器の接続インタフェースなどを、より工場での用途に適した構成とした
HPE Edgeline EL300の動作環境動作温度は、摂氏マイナス30度からプラス70度。ファンレスで動作し、防塵性能はIP50(細かなちりの侵入を防止)
HPE Edgeline EL300の接続インタフェースTSN、CAN、シリアル、GPIOの各インタフェースカードのいずれかを装着できる
HPE Edgeline EL300の諸元CPUは、AtomまたはCore i5/i7。メモリーは最大で32Gバイト。ストレージはSSDで最大で3Tバイト。最小寸法は、高さ200×幅232×奥行き100ミリメートルで、重さは4.91キログラム
IoTソフトエッジコンピュータ上で動作するソフトとして、OT機器の稼働状況や通信内容を収集して解析できる「HPE Edgeline OT Link Platform Software」を用意した。200種類を超えるOT機器の通信プロトコルを解析し、ローカルデータベースに記録したり、クラウドに転送したりできる。解析データをWeb APIで公開する機能も備える
価格(税別)47万7000円から(HPE Edgeline EL300)
発表日2019年2月8日
提供開始日2019年1月(HPE Edgeline EL300)
2019年5月(HPE Edgeline OT Link Platform Software)