ストレージシステム(以下、ストレージ)は、ITシステムの中核をなす存在の一つである。一口にストレージと言っても、いくつかのアーキテクチャーがあり、それぞれに特徴がある。利用目的に合致したストレージアーキテクチャーを選択しなければ、ストレージの能力を十分に発揮できないばかりか、投資を無駄にしかねない。

 ここでは、ストレージの主要コンポーネントと代表的なアーキテクチャーについて解説する。アーキテクチャーの特長や最適な利用環境を理解すれば、なぜアーキテクチャーが重要なのか理解できるだろう。

 なお、ここで触れるストレージとは、企業で利用される高機能、高信頼の外部接続型ストレージを対象とする。

ストレージの主要コンポーネント

 ストレージは、データを永続的に保存する補助記憶装置の一つだ。「コントローラー」と「ディスクドライブ」で構成する。コントローラーとは、CPU、メモリー、外部接続インタフェースが備わっているサーバーのような装置である。汎用OSではなくストレージに特化した専用ソフトウエアが動作する。ディスクドライブは、「ディスクエンクロージャー」と呼ばれるきょう体に格納され、コントローラーと専用接続インタフェースで接続される。

図1 ストレージの主要コンポーネント
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