「第4次産業革命」に「インターネットの第3の波」――。汎用端末ではない機器をインターネットに接続する構想「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」の価値が、様々な言葉で喧伝されている。

 実際、関連ビジネスも盛り上がりを見せている。IoTの構想に合う消費者向けサービスや企業システム、公共システムが数多く登場しているのに加えて、ITベンダーや部品メーカーなどがIoTに向けたソフトウエアやITインフラ、電子部品などの拡販に力を入れている。2014年10月の「ITpro EXPO 2014」でも、IoT関連の展示や講演が来場者の耳目を集めていた。

 しかし、記者には一抹の不安がある。IoTが一過性のブームで終わってしまうのではないか、と。

 こう思うのは、今のところ「つなげる機器や設備が高価であること」が、IoTシステムの成功の条件になっているように感じるからだ。野村総合研究所 コンサルティング事業本部 ICT・メディア産業コンサルティング部 主席コンサルタントの桑津浩太郎氏は「もともとの機器の初期費用や運営費用が高いもの」でIoTの利用が進んだと指摘する(関連記事:「製造業はM2Mと本業回帰へ」、NRIの桑津氏)。

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