既に1カ月近く前になるが、筆者は10月27日から東京・品川のホテルで開催されたOpenStack Summit Tokyoに参加した。OpenStack Summitは、OpenStack Foundationが世界各地で半年に一度開催しているイベントで、今回初めて日本が開催地となった。世界中から開発者やユーザー、関連製品・サービスを提供するベンダーなどが一同に集い、OpenStackのプロジェクト方針や最新技術、ユーザー事例などの情報が交わされた。

写真1●OpenStack Summit Tokyoの基調講演会場の様子
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 筆者はオープンソースソフトウエア(OSS)プロジェクトのグローバルイベントに参加するのは初めてだったが、話には聞いていたもののOpenStack Summitの盛況ぶりには驚いた。56カ国から5000人を超える参加者であふれた会場のホテルはOpenStack一色。参加者の多くが外国人で、さながら海外でのカンファレンスに参加しているようだった(写真1写真2)。

写真2●OpenStack Summit Tokyoの展示会場の様子
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 カンファレンスに参加してその盛り上がりを目の当たりにするとともに、ユーザーや関連ベンダーの最新情報に数多く触れ、筆者は国内でのOpenStackの採用が、今後いよいよ加速し始めるのではないかと感じた。2015年を1カ月以上残して少し気が早いかもしれないが、2016年はOpenStackの普及元年になるのではないかと思う。

物足りなかった2015年の動き

 OpenStackの開発は加速している。IaaS(Infrastracture as a Service)構築ツールのOpenStackは、2010年10月に最初のバージョン「Austin」が登場、2012年からはほぼ半年ごとにバージョンアップを重ね、2015年10月15日には最新版の「Liberty」がリリースされた。Libertyは開発者2000人が参加し、400万行のコードを持つ巨大なソフトウエアになっている。日本では2013年ごろから広く注目を集めるようになり、毎年2月に開催される「OpenStack Days Tokyo」は、回を追うごとに参加者を増やしている。

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