みなさんは、自分が使っている「Microsoft Office」のバージョンを知っているだろうか。それとも、気にしていないだろうか。この記事の最後に、Officeについての意識調査アンケートを掲載している。管理者視点またはユーザー視点、あるいは両方の視点でぜひ回答していただきたい。

 冒頭、質問をしたのは、2017年10月10日に「Office 2007」のサポートが終了したからだ。Office 2007は2012年10月9日に「メインストリームサポート」が終了してから「延長サポート」期間になっていたが、10月10日にその延長サポートも期限を迎えた。今後は基本的にセキュリティ更新プログラムが提供されなくなるため、より新しいバージョンのOfficeにアップグレードするのが望ましい、とされている。

 「とされている」と含みを持たせたのは、業務の現場ではアップグレードが必ずしも良い結果をもたらすとは限らないからだ。セキュリティ確保の点では古いバージョンを使い続けるのはよろしくない。しかし、ユーザーが直接操作するビジネスアプリケーションの場合は、アップグレードにより操作性や機能の細部が変わったり、ドキュメントの互換性に問題が生じたりする。

 さすがに大きなシェアを持つソフトだけあって、マイクロソフトはOfficeの操作性の変更や互換性確保について相当な注意を払っている。Officeの新バージョンが、代わり映えしないように見えるのは、そうした配慮の結果ともいえる。しかし、現場は新バージョンが出るたびに導入しているわけではない。

 セキュリティ確保、新バージョンの新機能による生産性向上、操作に対する教育コスト、互換性の検証コスト、ライセンスのコスト、これらを天秤にかけてどのタイミングでどうするか、昔からあるこの問題に対して組織のIT担当者は今も頭を悩ませているはずだ。

 アンケートを思い立ったのは、Office 2007のサポート切れが以前に比べてあまり話題になっていないと感じたためだ。

 最新のOfficeは細かな点で以前のバージョンに比べて便利になっており、機能を知って適切に使えば生産性向上に寄与しそうだ。ただ正直なところ、筆者個人の業務の範囲内ではOffice 2007でも機能は十分であり、まだまだ現役と見なせる。個人ユーザーの視点だったら、Officeのバージョンは別に気にならないし気にもしない、という意見も納得できる。

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