「テレワークはやってみれば良さが分かるが、やってみるまでのハードルは高い」。2017年7月24日、政府が実施したテレワークの普及キャンペーン「テレワーク・デイ」に参加し、初めてテレワークを社内で試した企業を取材してこんな印象を持った。

 2017年に入ってから働き方改革に着手し、テレワークを試行している企業を取材した。試した社員のほとんどが「同僚や上司から話しかけられることがなく、PCを使った仕事に集中できてはかどる」といったメリットを感じていることが分かった。

 しかし、テレワークの開始に先立って課題も見えてきた。社員から「上司や同僚と対面でのコミュニケーションが取れなくなりそうで不安だ」という声が上がったり、上司も「部下がちゃんと仕事をしているのかがつかめない」という懸念を抱いていたりすることが多かったという。

 冒頭の「やってみるまでのハードル」は、この懸念や不安のことだ。これからテレワークに着手する企業は、「仕事に集中できてはかどる」というテレワークのメリットを得るためにも、このハードルをどう下げるかが課題になりそうだ。テレワークを導入するうまい手はないだろうか。

週に一度のテレワークなら管理の課題はない

 記者がテレワークの実践企業を取材するなかで「うまい手かも」と思う策を見つけた。それは、毎週水曜日に限ってテレワークを行う「週イチ水曜テレワーク」だ。企業向けクラウドサービスの比較サイト「BOXIL(ボクシル)」などを手掛ける、スマートキャンプ(東京・港)が2017年1月から始めている取り組みだ。約20人の社員は水曜日になると出社せず、自宅やカフェなどで、PCを使った仕事に専念している。

水曜日にテレワークをするスマートキャンプの社員。子供と並んでPCを使って作業を進める
(出所:スマートキャンプ)
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