いろんな事情で人が住まなくなった家が社会問題になっている。実は筆者の実家も、父親が他界して、空き家同然になっている。幸い、週に1回は家族の誰かが庭掃除もかねて訪れるようにしているし、まだ実家のお隣さんなどとの付き合いもある。あまり心配はしていないのだが、何らかの対策を講じておきたいと考えていた。

 お金があれば、セコムなどの警備会社によるホームセキュリティに加入するのも手だろう。セコムに電話で確認してみたところ、最も安いコースでも初期投資が5万円から、そして月々6000円が必要になる。

気象計を火災報知器がわりに

写真1●「Netatmo ウェザーステーション」の構成。左側の円筒が親機で室内に設置し、その右側の円筒が子機で室外に設置する。その結果をスマホで確認する
(出所:Netatmo)
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 警備会社のサービスなので安心感はあるが、微妙な金額だ。単純に1年目は12万2000円、以降毎年7万2000円の出費となる。そこで、思いついたのが気象計を使って、遠隔地からでも実家の状態を確認することだった。既に筆者は「Netatmo ウェザーステーション」(写真1)という気象計を自宅に置いて使っている。温度と湿度、気圧などを計測して、その結果をWebやスマートフォンの専用アプリに表示するシステムだ(関連記事:ネット対応の雨量計で個人のためのIoTを体験する)。

 フランスのネタトモ(http://www.netatmo.com/)が開発した製品で、日本国内ではフォーカルポイントなどが販売している。価格は2万円前後。この気象計は、室内に親機、子機を室外に置いて、子機は温度と湿度、親機は温度と湿度以外に、気圧、二酸化炭素濃度、騒音を計測する。計測結果は、Wi-Fi経由でインターネットに接続して、ネタトモが運営するサーバーに蓄積し、その結果をアプリやWebに表示している(図1)。

図1●「Netatmo ウェザーステーション」のWeb版の結果表示画面
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