「ビッグデータ活用なんて他人事」――。いまだにそう考えている人がいたとしたら、少し認識を改めてほしい。

 いま、様々な企業によるビッグデータ活用が急速に進んでいる。ビッグデータを使ったビジネスは、もはや潤沢な資金を持つ大企業だけのものではなくなった。中小企業、ベンチャー企業もまた、活用することで新たなビジネスチャンスをつかみ始めている。

 先日、ビッグデータに関する取材を進める中で、とても興味深い事例に出会った。IT畑出身の社長が、会社のビジネスを大きく変えた話である。その会社というのは「ハレックス」だ。

 聞き慣れない人も多いだろう。ハレックスは、1993年に創業したNTTデータの関連会社で、気象情報サービスを手掛ける総合気象会社。もともとは、気象予報士の派遣ビジネスで立ち上がった企業で、今も同社の多くの気象予報士が、テレビやラジオで活躍している。

 そのような派遣ビジネスをコア事業としていた企業を、ビッグデータを活用した“気象情報サービス提供企業”に変革した人がいる。ハレックス代表取締役社長の越智正昭氏だ(写真1)。

写真1●ハレックスの越智正昭代表取締役社長
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 越智社長は、2003年にNTTデータから出向し、ハレックス社長に就任した。2009年6月にはNTTデータを退職して、現在はハレックスの経営に専念している。

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