コンピュータネットワークの技術専門誌である日経NETWORKでは、毎年4月から5月にかけて「ネットワーク実態調査」というアンケート調査を行う。企業ネットワークに携わる人に、ネットワークの構成や使用する機器の種類/メーカーなど尋ねるものだ。最新の集計結果は、日経NETWORK2015年7月号に掲載する。

 このアンケートでは、最近2年間にネットワークで発生したトラブルの症状やそのシューティング手法、解決までにかかった時間などを併せて尋ねている。本原稿の執筆時点(5月27日)では、まだアンケートの回答期間中だったが、既に1000人近い回答を得られており、興味深いデータを見つけたので、最終的な集計の前に速報として紹介する。

トラブルに遭ったら「コマンドを打つ」が1位に

 興味深いデータは、ネットワークトラブルに遭遇したときの対処手段とトラブルの解決にかかった時間の相関を調べているときに見つかった。

 まずは、ネットワークトラブルに遭遇したときの対処手段を見てみよう。図1は、トラブルに遭遇した人に、トラブルを解決するために行った手段を複数回答してもらい、回答数が多い順に3割近い回答を得られたものだけを抜粋した。これより回答数の少ない手段は、いずれも回答数の2割未満だった。

図1●ネットワーク担当者が、ネットワークトラブルに際して、採った行動1位は「ネットワークコマンドの実行」。日経NETWORKが行ったアンケート調査より。
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 トラブル対処手段で回答数が1番多かったのは、4割を超えた「pingなどのネットワークコマンドを実行した」である。日経NETWORKのアンケート調査では、少なくとも5年以上、この手段がトップである。多くの企業ネットワーク担当者に、「ネットワークトラブルに遭遇したら、まずはネットワークコマンドを実行」が定着しているからだろう。

 これに続くのが、パソコンやネットワーク機器の目視や設定確認、ログの調査だった。これらはトラブルの原因調査のセオリーだ。またケーブルの抜き差しや機器の再起動は、原因がわからなくてもとりあえず実行する“おまじない”みたいなものだが、アンケートの自由記述を見ると、これだけでトラブルが解決してしまうケースが結構見つかった。

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