2017年、iPhoneは生誕10周年を迎えた。これを機に、この3月はiPhoneに関する特集を続けている。

 もう一つ、個人的に10周年を迎えたものがある。ウチの猫を飼い始めて10年になるのだ。子猫のころから飼い始めたので、10歳ということになる。人間の年齢に換算すると50代半ばと、もう結構いい年だ。

 この10年を改めて振り返ってみると、iPhone(やそれを作った米アップル)と猫には共通する点が多いように思う。猫の特徴になぞらえて、iPhoneとはどういう存在だったのかまとめてみたい。

歴代iPhoneとウチの猫。iPhoneは他にもあったはずだが、すぐに見つからなかった。代わりに出てきたtalbyも並べてみた
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猫は頑固

 猫は頑固だ。一度身に付けた習慣は、何が何でも守る。

 ウチの猫のことでは、洗面台でひげをそり始めると、必ず風呂場のパトロールに来る。風呂場のドアが開いていれば、バスタブなどをひとしきり確認し、意気揚々と立ち去っていく。逆にドアが閉まっていると、しょんぼりとして引き下がる(行動様式がロバート・A・ハインラインのSF小説『夏への扉』に出てくる雄猫ピートにそっくりだ)。

 どういう経緯でそうなったかは不明だが、とにかく一度決めた習慣は守り抜くのが猫の流儀のようだ。

 「頑固」という性質は、アップルにも当てはまる。iPhoneに新たに搭載された機能やサービスは、初めはダメという場合も意外とある。だが、頑固に粘り強く改善を重ねて、ついには使えるレベルになるのだ。

 分かりやすい例は、純正のマップアプリだろう。iOS 6で初めて実装された謹製マップは、不具合だらけでネットでからかわれるレベルだった。しかし、徐々に改良を重ね、今では使い勝手の良いアプリに成長した。

 かつてiPhoneでは、テキストのコピー&ペーストができなかったことも例と言えるだろう。国内で最初に発売されたiPhone 3G(iOS 2)では、テキストをコピペできないことに不満が噴出したことを覚えている人も多いだろう。だが、それもiPhone 3GS(iOS 3)で改善され、できるようになった。

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