私はカジュアルな物作りが結構好きで、週末にIKEAで購入した家具を組み立てたりするのが全く苦にならない(というか、嬉々として組み立てる)タイプです。子どものベッドや机、本棚くらいなら割とカンタンです。一時期、アコースティックギターの組み立てに挑戦しようかと真剣に悩みました。さすがに1カ月くらい寝室を作業部屋にして、木くずだらけにするのは家族からひんしゅくを買いそうなので、あきらめたことがあります。

 電子工作も嫌いじゃありません。はんだごては一家に1本は必須だと思ってまいす。ちょっと目に見える線が切れたくらいで、廃棄処分とかあり得ないでしょ?最初のはんだ付け体験は小学校1年生だったと思います。

 そういうわけで、2014年11月23~24日に開催された、個人製作者による物作りの祭典ともいえるイベント「Maker Faire Tokyo 2014」にも行きました。ものすごい人出でびっくりしましたが、結構な人が超小型のマイコンボード「8pino」を目指していたようでした。800円で88個を限定販売したそうで、初日は1時間ちょっと、2日目は10~20分くらいで売り切れたらしいです。そんな中、日経NETWORKは特別に一ついただいて、2015年1月号の表紙に使いました。

写真1●8pinoで「Lチカ」
Lチカは「LEDチカチカ」の略で、プログラムでLEDを制御することを指します。Arduinoなどでまず最初にカンタンな制御のテストとして実施されることが多いです
[画像のクリックで拡大表示]

 せっかく手に入れたので、とりあえずLチカ(LEDをチカチカさせることです)させました(写真1)。こんな小さなモノでも立派な“コンピュータ”であることがよくわかります。これをどんな応用をするかを妄想するのが楽しいです。8pinoの応用を考えると、この小型さを生かせる用途がほしいですよね。あと、この手のものはセンサーとそれを受けた反応を示す手立てが大事です。あの小さい基板に何を載せるか…。考えているだけでわくわくしてきませんか?

 実は考えていたものがありました。自宅で飼っているオカヤドカリの水槽の温度管理用のシステムです。水槽内の気温が15度を切ると死んでしまうので、冬場はヒーターで暖めてやらないといけません。水槽内にはある程度水分が必要なので、霧吹きで砂全体を湿らせます。そうなると大きな温度計が水槽内にあると邪魔です。小さな8pinoなら最適では、と思ったのです。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら