日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2017年12月13日、インメモリーコンピューティング用のサーバー新製品「HPE Superdome Flex」を発表し、販売を開始した。信頼性と可用性、拡張性の高さを特徴に掲げている。用途は、インメモリーデータベースを中心に、インメモリーのHPC(高性能コンピューティング)や仮想化基盤などを想定している。

HPE Superdome Flexの概観
(出所:日本ヒューレット・パッカード)
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HPE Superdome Flexのシャーシ内部
(出所:日本ヒューレット・パッカード)
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 高さ5Uのモジュラー型で、最小構成時は1モジュラーで4CPUと768GBのメモリーを搭載する。最大構成だと8モジュラーで32CPU、メモリー48TBのサーバーマシンとして、1つのOSから扱える。99.999%の可用性を実現している。

 CPUはインテルのXeon スケーラブル・プロセッサーに対応。このCPUの最大ソケット数はGoldは4、Platinumは8だが、「Superdome Flex ASIC」および「Superdome Flex Grid」と呼ぶ技術により、GoldとPlatinumのいずれかを使用したときも最大32ソケットのマシンとして利用可能にしている。

 同日開催した説明会で、HPE ハイブリッドIT製品統括本部の本田昌和統括本部長は「Superdome Flexは、HPEが従来から持っていたSuperdome Xが持つ可用性などの”止めない”技術と、統合したSGIのUV 300が持つ性能のいいとこ取りをした製品と捉えてほしい」と説明した。またインメモリーデータベース製品「SAP HANA」を持つSAPジャパンの鈴木正敏 バイスプレジデント プラットフォーム事業本部長が登壇し、「SAP HANAが求める要件は広大なメモリー領域、高速なCPU性能、スケーラビリティと高可用性。Superdome Flexは当社が目指す方向と合致した製品の一つとして考えている」などとコメントした。

 Superdome Flexの希望小売価格は、税別1490万5000円(Xeon Gold 6132 Processor×4、メモリー768GB、OS起動用の480GB SSD×2の最小構成)から。

HPE ハイブリッドIT製品統括本部の本田昌和統括本部長
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SAPジャパンの鈴木正敏 バイスプレジデント プラットフォーム事業本部長
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